いろんな投資スタイルがあって、自分にあった方法を見つけることが大切だと思いますが、私の場合も10年かかってようやくそれが固まりつつあると感じます。最初の10年間は知識と経験を積むための準備期間であって、実質的な実入りは今後に期待といったところです。

さて、私の株式投資のスタイルは歴史的な超長期の視点に立ったものです。古い会社四季報を買えるチャンスがあれば買うようにしているのですが、今手元に1997年新春号の会社四季報があります。

こちらを見ると、当時はソフトバンクやファーストリテイリングが上場後三年程度経過した時期であったことが分かります。今では日本人で知らない人はいないであろう両社ですが、1996年度の売上高はソフトバンクが1400億円ほどでファーストリテイリングが600億円ほどです。

規模は既に明らかに中小企業ではありませんが、日本を代表する企業が集結する上場企業の中では、さして突出した数字ではありません。しかるにそれから20年が経過した2016年の売上高はソフトバンクが9兆1000億円で、ファーストリテイリングが1兆8000億円ほどになっています。それぞれ65倍と30倍に売上高が激増しています。

一方、1997年頃には既に日本を代表する大企業であったソニーの売上高は、1996年度では1兆9000億円ほどであり、それから20年を経過した2016年度には8兆2000億円ほどになっています。こちらは20年かけても4倍程度にしかなっていません。

売上高だけを比較するにはあまりに簡便に過ぎますので、では投資家にとって最も重要な数字である株価は、1997年当時にこれらの企業の株を購入していたとしたら、一体どうなっていたのでしょうか?