結論から言うと、学術研究でお金を稼げないのなら、自分で稼いだお金で学術研究しようと考えたのが、情報商材のドツボにハマってしまった理由です。

会社に頼るのではなく自分の力でお金を稼ごうとしても、普通の人は情報商材などには目もくれないのですが、そこは世間知らずの古典読み、見事に泥沼にハマってしまいました。

会社というものも2~3年働いていると、今後自分がどういうレートをたどっていくのか大体先が見えてきます。取引先の中国企業には香港市場に上場して、創業者は本物の億万長者になるところもありましたが、そのかけらほどの現象も体質の古い日本の田舎企業にいてはなさそうなのが丸分かりでした。

(印象深いのは、私が当時勤めていた会社の社員の中には、取引があって優良企業だと知っていたにもかかわらず、その中国企業の株式を買っていた人など多分いないだろうということです。今その中国企業の株価は、上場後の中国株バブルの頃から比べても約3倍、リーマンショック後の株価低迷期と比べると10倍程度になっています。さらに為替差益を含めると実質はそれ以上になります)

「このままおっきなベアリングを撫でなでしながら、50歳60歳を迎えるのかな」と思うと、完璧な人文科学系人間で工業的知識も関心も皆無なため、爆発してしまいました。

「とりあえずいろいろと情報商材も買ったし、このまま今の仕事を続けていても、古典研究の時間なんて退職するまでできるわけないから、とにかく会社を辞めてみるしかないだろ」(←アホ)

というわけで、現在まで続くワープア編に突入するのでした。