私はこの落とし穴にははまらなかったのですが、多くの同僚の場合、新興国へ行くとやはり夜の街の誘惑にはまってしまう人が多かったです。

出張手当は非課税なうえに手渡し。いくらもらっているか、家族に知られることはありません。

いくらか遊びつつもお金を残して帰国する人、遊びすぎて出張手当をほとんど使い果たしてしまう人、使い果たすどころか赤字になって、帰国後次の出張先にいく前に受け取るお金で補填する人、等々、その人間模様は千差万別でした。

昨年、6年ぶりに中国を訪れたときにその物価と賃金の上昇に驚いたことは旧ブログで記事にしましたが、日本人の庶民が中国に行って豪遊しようなんて考えたら、鼻で笑われるような局面ができつつあるなと感じました。

昔、台湾が高度経済成長を迎える頃にも同じような状況があったらしく、夜の歓楽街へいそいそと出かけていく人に邱永漢先生が「まあ今のうちだけですよ」と言ったという話が本を読んでいるとありましたが、これはどうも台湾だけでなく中国にも当てはまりそうです。

当時、中国の出張先の先々に「お友達」がいそいそとやってくる同僚もいたりしましたが、物価と賃金、人民元のトリプル高が続く今でも関係は維持できたりするのだろうかと、ふと思いました。

「妾と別荘は維持できないから持つな」とは邱永漢先生の本を読んでいて、出てきた言葉です。

さて、次回は私がはまった落とし穴の話です。