まだ投資できる環境にはないのですが、外国で一番投資したい国は北朝鮮です。北朝鮮の映像が最近テレビで流れるたびに思うのですが、文化大革命の頃の中国はあんな感じだったのだろうかということです。つまり偶像的な当時の毛沢東の代わりが今の北朝鮮の金正恩氏といった印象です。

ふた昔前くらいの中国映画では文化大革命がエピソードとして組み込まれていることも多くて、外国人がなんの前知識もなく見ると、よく分からないシーンもかなりありました。しかし、中国人からすれば、文化大革命はあまりに生々しい記憶で、それ抜きで映画のストーリーを組み立てる方があまりにも不自然なのかもしれません。

日本人はあまり見ていないと思いますが、中国映画ってかなり面白いものが多いです。どちらも文革だけに留まらず、戦前戦後の揺れ動く中国の社会状況の変化をモチーフにした大作です。

さて、文化大革命は1966年から1976年頃の出来事ですので、私の留学当時、さほど年配でない学校の先生とかでも普通に記憶のある方がいました。

どれくらい社会が混乱状態に陥ったかというと、文革の前後を挟んで中国を訪問した外国人が、「10年もの時間が経過したのに、中国は少しも豊かになっていないと感じた、むしろ退化していた」と書いた類の記事をいろんな本で見かけることからでも想像できます。

同じように今の状態からは信じられませんが、1960年代くらいでは、韓国よりも北朝鮮の方が経済的には豊かだったそうです。

つまり何が言いたいかというと、私が留学していた十数年前の中国の状態に今あるのがベトナムで、さらにそのまた昔の文化大革命の頃にあるのが北朝鮮ではないかといった歴史的な視点です。

もちろん今の北朝鮮にもスマホはあるそうですので、何もかも昔のままという意味ではありませんが、そういう歴史的な類似性を見つけられれば、投資のチャンスは中国の高度経済成長列車が過ぎ去ったあとでもあるのではないかと思います。