日本にいて終身雇用型の会社で働いていると変化に気づきにくくなりますが、世界はものすごいスピードで動いています。最近とみにそれを感じたのは、以前はこのど田舎でもスーパーなどでよく見かけた中国人をとんと見かけなくなったことです。

それと入れ替わるように見かけるようになったのが、ベトナム人です。私もベトナム語はできませんが、彼女たちが話している言葉がベトナム語かどうかくらいは分かります。

一昨年、冷凍食品の工場で働く機会があり、外国人研究生の実態を知ることができたので、この変化の原因は分かります。近年の中国の経済成長による賃金高と最近の元高円安の為替相場によって、出稼ぎ先としての日本の魅力が急速に衰えたことが、中国人研修生の減少した原因だと思います。一方、ベトナムは一人あたりGDPがまだ中国の3分の1程度の発展途上国です。円安相場だろうと、日本に出稼ぎに来るメリットは十分にあるため、このど田舎でベトナム人研修生が増加したのでしょう。

つまり中国の経済成長の波の乗り遅れたということに気づけたなら、次の波が来るのを待ってそれに乗ればいいだけの話です。ベトナム在住の日本人ブロガーの記事に出てくる現地の物価や収入の話を読んで感じるのは、私が留学していたふた昔くらい前の中国に今のベトナムの状況はとても似ているということです。

2000年代中盤に起こったベトナム株バブルのときにベトナム株を買った人はまだ大変な含み損を抱えている人も多いかもしれません。ただ、日本でもITバブルの後に本当のIT企業の成長があったことは事実です。

また私がベトナム株投資のためにサイゴン証券に口座を開いてから既に三年目に突入しましたが、私の場合、所有株は大きな含み損に至ることもなく今は微益の状態を維持しています。ベトナム株の大底と割安を感じるのは、あながち妄想でもないと思います。

結局、中国の経済成長を目の当たりにしながら、株式にも不動産にも投資できなかったという私の失敗経験は、他の新興国投資において活かせるはずです。