国内証券会社だと内藤証券が中国株の情報が豊富です。そこで個別株の長期チャートを見るとわかりますが、テンセントのように数百倍にまでなった銘柄はさすがに他に知りませんが、2000年代前半から10倍20倍になったくらいのものなら、少しも珍しくありません。さらには株価チャートには為替損益までは反映されてないので、実際にはそれに元高円安の利益がプラスされます。

同時期の中国の不動産価格の暴騰については、今からでは個別の状況を知る方法がありませんが、去年の中国訪問時に現地の人から聞いたところでは、株価同様そちらも10倍程度の暴騰ではとどまらなかった物件も数多くあったようです。

まさに日本でいうところの高度経済成長という時期を中国が直近の十数年で経過したことが分かります。中国の株式や不動産の資産価格の暴騰に比べれば、日本国内の給与格差など微々たるものと言え、つまり日本人になら誰でも富裕層とまではいかずとも小資産家になるチャンスはあったと言えます。

しかしながら、多くの日本人が当時、いや今も中国に抱いているイメージといえば、「あやしい」「危ない」といった漠然とした不安感でした。多くの人がなんとなく中国を忌避している間に、中国への最良の投資時期は過ぎ去ってしまいました。

私の場合はそういうイメージこそなかったものの、株式や不動産に投資するという発想がなかったために、中国の経済成長を眼前に見ながらも、多くの日本人と同じようにチャンスを逃してしまいました。

ただ、「中国の経済成長を体験した」いう無形財産は残りました。このことに気づければ、まだチャンスはあると感じます。